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朧月
徒然ト、目に映ル物・思フ事。結構な確立でネガティブなのはご愛嬌。
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2024-11-23 [Sat]
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2008-10-24 [Fri]
輝きたいとは別段思わないけど
消えたくないとは思うわけ
そうじゃなきゃ自分が分からなくなるじゃない
生まれ落ちた意味も
ここに在る意義も
アンタの一部を証明してあげるから
俺のことも証明してくれないか?
羽も鰭もないからどこにも行けやしないんだ
地を這うしかないのならせめて木陰が欲しいと思う

俺が認知するだけの小さな世界でさえ
解らないことが溢れている
自分すら掴み倦ねたままで一体何が解るというのか
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2008-10-24 [Fri]
箱、はこ、ハコ
この世界はどこもかしこも箱だらけだ

ワタシは朝晩走る箱に缶詰めになって移動し
街では巨大な箱がパパを飲み込んでいく
チープな飲食店ではアナタが小さな箱を一心に覗き込み
路上には色とりどりの箱が長い列を作っている
居間ではママが箱の話を熱心に聞いているし
二階ではボクが誰にも言えない悩みを箱にぶつけている

どう考えたってまともなんかじゃないだろう
何故こんなにも箱ばかりが溢れているんだ
人は「ワ」を愛するものだと誰かが言った
あの言葉はたぶん嘘だったのだろう
そうでなければこの現状は
現の夢か
狂気の沙汰か
どちらかなんだろう

22世紀の猫はきっと球体の夢を見ている
2008-09-22 [Mon]
つまらないと辟易していたはずの日々は
その予測だけを残して
目まぐるしく変わっていった

仲間・家族・親友…
教科書の中にだけ存在すると思っていた絶滅危惧種たちが
この町には溢れている

まるで真実味のないリアル
しかし紛うことなきリアル
此処にしかないもの

かつての俺は
いつも独りだったけどさ
孤独を感じたことなんてなかった
あの町では誰もが独りきりで
それが当たり前なのだから

だけど、ここを去る俺は
独りぼっちで
また生きていけるのかな?

わかってる、大丈夫
手に入れたものは無くならない
けれど偶には泣きたくもなるよ

繋いだ手を疑う訳じゃない
いつだって信じてる

ただ
嬉しいことがあったとき悲しいことがあったとき
俺の隣に君がいない
それだけが、とても寂しい



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PERSONA4 二月末ぐらいの独白。
みんな寂しいだろうけど、主人公はもっと寂しいと思う。
PERSONAの主人公は毎度深い孤独を内に秘めていそうだ…
2008-09-20 [Sat]
孤独を飲み込む度に
人は苦笑いが巧くなる生き物だと
彼が言った

それなら俺は
苦笑いばかりの自分は
一体どれほどの孤独を飲み込んで来たのだろうと
何だか苦しくなって
そう呟いたら

お前、苦笑いが下手だなと
彼が笑った
それは鮮やかな苦笑いだった
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