2008-10-24 [Fri]
輝きたいとは別段思わないけど
消えたくないとは思うわけ
そうじゃなきゃ自分が分からなくなるじゃない
生まれ落ちた意味も
ここに在る意義も
アンタの一部を証明してあげるから
俺のことも証明してくれないか?
羽も鰭もないからどこにも行けやしないんだ
地を這うしかないのならせめて木陰が欲しいと思う
俺が認知するだけの小さな世界でさえ
解らないことが溢れている
自分すら掴み倦ねたままで一体何が解るというのか
消えたくないとは思うわけ
そうじゃなきゃ自分が分からなくなるじゃない
生まれ落ちた意味も
ここに在る意義も
アンタの一部を証明してあげるから
俺のことも証明してくれないか?
羽も鰭もないからどこにも行けやしないんだ
地を這うしかないのならせめて木陰が欲しいと思う
俺が認知するだけの小さな世界でさえ
解らないことが溢れている
自分すら掴み倦ねたままで一体何が解るというのか
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2008-10-24 [Fri]
箱、はこ、ハコ
この世界はどこもかしこも箱だらけだ
ワタシは朝晩走る箱に缶詰めになって移動し
街では巨大な箱がパパを飲み込んでいく
チープな飲食店ではアナタが小さな箱を一心に覗き込み
路上には色とりどりの箱が長い列を作っている
居間ではママが箱の話を熱心に聞いているし
二階ではボクが誰にも言えない悩みを箱にぶつけている
どう考えたってまともなんかじゃないだろう
何故こんなにも箱ばかりが溢れているんだ
人は「ワ」を愛するものだと誰かが言った
あの言葉はたぶん嘘だったのだろう
そうでなければこの現状は
現の夢か
狂気の沙汰か
どちらかなんだろう
22世紀の猫はきっと球体の夢を見ている
この世界はどこもかしこも箱だらけだ
ワタシは朝晩走る箱に缶詰めになって移動し
街では巨大な箱がパパを飲み込んでいく
チープな飲食店ではアナタが小さな箱を一心に覗き込み
路上には色とりどりの箱が長い列を作っている
居間ではママが箱の話を熱心に聞いているし
二階ではボクが誰にも言えない悩みを箱にぶつけている
どう考えたってまともなんかじゃないだろう
何故こんなにも箱ばかりが溢れているんだ
人は「ワ」を愛するものだと誰かが言った
あの言葉はたぶん嘘だったのだろう
そうでなければこの現状は
現の夢か
狂気の沙汰か
どちらかなんだろう
22世紀の猫はきっと球体の夢を見ている
2008-09-22 [Mon]
つまらないと辟易していたはずの日々は
その予測だけを残して
目まぐるしく変わっていった
仲間・家族・親友…
教科書の中にだけ存在すると思っていた絶滅危惧種たちが
この町には溢れている
まるで真実味のないリアル
しかし紛うことなきリアル
此処にしかないもの
かつての俺は
いつも独りだったけどさ
孤独を感じたことなんてなかった
あの町では誰もが独りきりで
それが当たり前なのだから
だけど、ここを去る俺は
独りぼっちで
また生きていけるのかな?
わかってる、大丈夫
手に入れたものは無くならない
けれど偶には泣きたくもなるよ
繋いだ手を疑う訳じゃない
いつだって信じてる
ただ
嬉しいことがあったとき悲しいことがあったとき
俺の隣に君がいない
それだけが、とても寂しい
----------------------
PERSONA4 二月末ぐらいの独白。
みんな寂しいだろうけど、主人公はもっと寂しいと思う。
PERSONAの主人公は毎度深い孤独を内に秘めていそうだ…
その予測だけを残して
目まぐるしく変わっていった
仲間・家族・親友…
教科書の中にだけ存在すると思っていた絶滅危惧種たちが
この町には溢れている
まるで真実味のないリアル
しかし紛うことなきリアル
此処にしかないもの
かつての俺は
いつも独りだったけどさ
孤独を感じたことなんてなかった
あの町では誰もが独りきりで
それが当たり前なのだから
だけど、ここを去る俺は
独りぼっちで
また生きていけるのかな?
わかってる、大丈夫
手に入れたものは無くならない
けれど偶には泣きたくもなるよ
繋いだ手を疑う訳じゃない
いつだって信じてる
ただ
嬉しいことがあったとき悲しいことがあったとき
俺の隣に君がいない
それだけが、とても寂しい
----------------------
PERSONA4 二月末ぐらいの独白。
みんな寂しいだろうけど、主人公はもっと寂しいと思う。
PERSONAの主人公は毎度深い孤独を内に秘めていそうだ…
2008-09-20 [Sat]
孤独を飲み込む度に
人は苦笑いが巧くなる生き物だと
彼が言った
それなら俺は
苦笑いばかりの自分は
一体どれほどの孤独を飲み込んで来たのだろうと
何だか苦しくなって
そう呟いたら
お前、苦笑いが下手だなと
彼が笑った
それは鮮やかな苦笑いだった
人は苦笑いが巧くなる生き物だと
彼が言った
それなら俺は
苦笑いばかりの自分は
一体どれほどの孤独を飲み込んで来たのだろうと
何だか苦しくなって
そう呟いたら
お前、苦笑いが下手だなと
彼が笑った
それは鮮やかな苦笑いだった