2010-07-15 [Thu]
取り残された感覚
流された感覚
どこに、どこへ
持ち去られた感覚
破り捨てられた感覚
なにに、なにが
否、そんなものは全て錯覚にすぎないのだ
どこにも紛れてなどいなかったし
どこにも辿りついてなどいない
なにも持ってなどいなかったし
なにも亡くしてなどいない
0ではじめたのは確かだが
今が1である保証はないし
0で終わるのは絶対だが
ここが1である必要はないのだ
(はじまりもおわりもおなじことだ、と彼は嘯いた)
流された感覚
どこに、どこへ
持ち去られた感覚
破り捨てられた感覚
なにに、なにが
否、そんなものは全て錯覚にすぎないのだ
どこにも紛れてなどいなかったし
どこにも辿りついてなどいない
なにも持ってなどいなかったし
なにも亡くしてなどいない
0ではじめたのは確かだが
今が1である保証はないし
0で終わるのは絶対だが
ここが1である必要はないのだ
(はじまりもおわりもおなじことだ、と彼は嘯いた)
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2010-06-13 [Sun]
眠らない街は
忙しなくとめどなく回る
休むことがないならば
さぞ腹が減ることだろう
いったい何人の夢を
この街は飲み込んできたのだろう
いったい何人が孤独を
隣人と共有してきたのだろう
空を覆いそうな程のモノに囲まれながら
何もないのだ、この街には
だから、その滑稽さに
僕は涙さえ無くすのだ
(世界の中心とやらは、それは綺麗な空洞で。)
忙しなくとめどなく回る
休むことがないならば
さぞ腹が減ることだろう
いったい何人の夢を
この街は飲み込んできたのだろう
いったい何人が孤独を
隣人と共有してきたのだろう
空を覆いそうな程のモノに囲まれながら
何もないのだ、この街には
だから、その滑稽さに
僕は涙さえ無くすのだ
(世界の中心とやらは、それは綺麗な空洞で。)
2010-05-20 [Thu]
優しさをはき違えていることを知りながら
それでも未だ止められないんだ
君のため と嘘を吐いた
これで君が奈落の底に沈んだら
その時は
俺を恨んでも いいよ
これ以上 何が出来るわけでもないけど
(ただ満足が欲しかった、あるいは終わらせてほしかったんだ)
それでも未だ止められないんだ
君のため と嘘を吐いた
これで君が奈落の底に沈んだら
その時は
俺を恨んでも いいよ
これ以上 何が出来るわけでもないけど
(ただ満足が欲しかった、あるいは終わらせてほしかったんだ)
2010-04-29 [Thu]
不必要な 仮定 と 証明
「もしも、いつか君が 僕を忘れたくなったら…」
「もしも、いつか君が 僕を忘れたくなったら…」
「僕が死ねばいい、それならば」
優しさが 一番 残酷なのだ
それさえも 君は 知らない
何も、 知らない
それさえも 君は 知らない
何も、 知らない
答え よりも、意味 が 欲しかった。
だから、 手が 離せなかったんだ。
だから、 手が 離せなかったんだ。
(愛したのは、それだけのことなのに
なんだろう、 この焼け付く程の喪失感は。)
2010-04-22 [Thu]
“聞こえてきたことを、全部 噛み砕ける程 大人でしょうか
食べ残したものは、全部 忘れられる程 子供でしょうか”
Tacica 「神様の椅子」
微妙なバランスで俺たちは生きているね、いつも。
あまりにも不安定すぎるから
ぐらついて、ふらついて
自分のことで一杯一杯で。
大切な何かを見過ごすのだろう。
優しい誰かを傷つけるのだろう。
食べ残したものは、全部 忘れられる程 子供でしょうか”
Tacica 「神様の椅子」
微妙なバランスで俺たちは生きているね、いつも。
あまりにも不安定すぎるから
ぐらついて、ふらついて
自分のことで一杯一杯で。
大切な何かを見過ごすのだろう。
優しい誰かを傷つけるのだろう。