2008-04-19 [Sat]
「簡単なことなんだ―――ものは心で見る。
肝心なことは目では見えない。
人間たちはこういう真理を忘れてる。
でも君は忘れちゃいけない。
飼い慣らしたものには、いつだって、君は責任がある。」
(サンテグジュペリ作「星の王子さま」池澤夏樹訳より)
霧乃との交換企画第3弾・テムズ君。
見た目はまるっきし悪魔なのに、温和で優しく苦労人という彼は、なんとも親しみがわくのだけど、いかんせん描くのに苦労しました。
見た目と中身にギャップのあるテムズ君の、「中身の柔らかさ」をどのように表現しようかと苦心した末、「プチでいこう」という結果にあいなりました。
これが完成するまでに2枚のボツがあったりします。
当初はちゃんと頭身のある絵で描くはずでした…(苦笑
上の文は名作「星の王子さま」の名場面「キツネと王子さまの別れ」のシーンより。
この文章もまた、彼の「柔らかさ」を表現したかった仰の小細工ですね(苦笑
「星の王子さま」は、胸に刺さるシーン・名言が多い作品ですが、
特に好きなシーンです。
訳本も数種類ありますが、集英社文庫の訳が個人的には好みです。
なんて、偶には真面目に解説を。
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