2009-07-21 [Tue]
抱き合って眠っても
俺とあなたが一つになる日なんて永遠に来ない
だからせめて、俺は
あなたの中で循環することを思う
「食う・食われる」ということは
もしかしたら
最大限の愛なのかもしれないと
口付けて、噛み付いて
血となり、肉となった数多のもの達を
果たしてヒトは、愛さずにいられるだろうか
それらは今日も
そして明日も
ヒトを生かし、許してくれる
嗚呼、これほどの優しさを
愛以外に何と呼ぼうか
(だから、骨の髄まで綺麗に食べてね。
この手が胸が心が、あなたを生かす糧になるなら
食べられるのも悪くはないの。)
俺とあなたが一つになる日なんて永遠に来ない
だからせめて、俺は
あなたの中で循環することを思う
「食う・食われる」ということは
もしかしたら
最大限の愛なのかもしれないと
口付けて、噛み付いて
血となり、肉となった数多のもの達を
果たしてヒトは、愛さずにいられるだろうか
それらは今日も
そして明日も
ヒトを生かし、許してくれる
嗚呼、これほどの優しさを
愛以外に何と呼ぼうか
(だから、骨の髄まで綺麗に食べてね。
この手が胸が心が、あなたを生かす糧になるなら
食べられるのも悪くはないの。)
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2009-07-20 [Mon]
2009-07-19 [Sun]
宇宙って少しずつ広がっていってんだって?
こうしている今も?
誰も端まで行ったことはない筈なのに、いったい誰が証明したんだろう。
おまけにブラックホールも拡大していってるって言うじゃない
じゃあいつか飲み込まれちゃうんだね、地球も。
生命も時間さえも、それってなんか絶望に似ているね。
巡り巡ったら希望になっちゃくれないだろうか。
まるでこの世界に一人ぼっちみたいな
どうしようもない気分になるのは簡単だ。
満点の夜空を見上げればいい。
たとえば、おうし座。
あるいはベテルギウス。
その残像と鼓動に思いを馳せてみてよ。
それだけで解るはずだから、
「今在る」ということが、どれだけ不確かかってことが。
ねぇ、だから手を繋いでみようよ。
行きも帰りも出来ない俺たちが
せめて手の平だけでも此処にいるってことを
今、確認していたいんだ。
出来れば抱きしめてくれよ。
上も下もない俺たちが
せめて温度だけでも自分のだって
声に出せるように。
俺は君を、君は俺を
それだけでいい筈なんだ。
こうしている今も?
誰も端まで行ったことはない筈なのに、いったい誰が証明したんだろう。
おまけにブラックホールも拡大していってるって言うじゃない
じゃあいつか飲み込まれちゃうんだね、地球も。
生命も時間さえも、それってなんか絶望に似ているね。
巡り巡ったら希望になっちゃくれないだろうか。
まるでこの世界に一人ぼっちみたいな
どうしようもない気分になるのは簡単だ。
満点の夜空を見上げればいい。
たとえば、おうし座。
あるいはベテルギウス。
その残像と鼓動に思いを馳せてみてよ。
それだけで解るはずだから、
「今在る」ということが、どれだけ不確かかってことが。
ねぇ、だから手を繋いでみようよ。
行きも帰りも出来ない俺たちが
せめて手の平だけでも此処にいるってことを
今、確認していたいんだ。
出来れば抱きしめてくれよ。
上も下もない俺たちが
せめて温度だけでも自分のだって
声に出せるように。
俺は君を、君は俺を
それだけでいい筈なんだ。
2009-07-18 [Sat]
美味しいものから食い散らかして
屑塗れの王座に踏ん反り返っている
幾人もの愚者の王が
血まみれの王冠を取り合っていても
賢明な者たちは何も言わない。
だってもう口がきけないもの、
語る口はなくなってしまった。
真実を語る鳥も、勇敢なる獣も、
今や我らを見放して
哀れな偶像だけが、
変わらない愛を子供たちに注いでいる。
ほら御覧、坊や。
おぞましいあの姿を。
いつかはあなたもあそこへ登って、
欲しい物を手に入れればいい。
母の肌を割いて、骨を砕いて
みんなみんな、食いつくしてしまえばいい。
誰もあなたを責めやしないわ、
あなたが勝者であるうちは。
(泣いているの?
可哀想な子、人に生まれたばっかりに。)
2009-07-17 [Fri]
俺たちはきっと、ひどい思い違いをしている。
暴力と不条理に苛まれていようとも
ただ生きることが目的である者に戦争は出来ない。
なぜなら、彼らが求めるものは
「今日命を繋ぐ一つのパン」であって、
「よりよい質と味をもつパン」ではないのだ。
それについて考えれば考える程に、ただ愚かで。
俺には、理性と合理化の産物のようにしか思えなかった。
おそらくそれは、何にもまして人間らしい行為。
きっと、息をして排泄をするその程度のこと。
(感覚という名の最上の秤を捨てて、無能な定規を手に入れた。
世界は有限で出来ていると、そんな事すら忘れたのか。)
暴力と不条理に苛まれていようとも
ただ生きることが目的である者に戦争は出来ない。
なぜなら、彼らが求めるものは
「今日命を繋ぐ一つのパン」であって、
「よりよい質と味をもつパン」ではないのだ。
それについて考えれば考える程に、ただ愚かで。
俺には、理性と合理化の産物のようにしか思えなかった。
おそらくそれは、何にもまして人間らしい行為。
きっと、息をして排泄をするその程度のこと。
(感覚という名の最上の秤を捨てて、無能な定規を手に入れた。
世界は有限で出来ていると、そんな事すら忘れたのか。)