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朧月
徒然ト、目に映ル物・思フ事。結構な確立でネガティブなのはご愛嬌。
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2024-11-23 [Sat]
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2009-07-21 [Tue]
抱き合って眠っても
俺とあなたが一つになる日なんて永遠に来ない
だからせめて、俺は
あなたの中で循環することを思う


「食う・食われる」ということは
もしかしたら
最大限の愛なのかもしれないと


口付けて、噛み付いて
血となり、肉となった数多のもの達を
果たしてヒトは、愛さずにいられるだろうか

それらは今日も
そして明日も
ヒトを生かし、許してくれる



嗚呼、これほどの優しさを
愛以外に何と呼ぼうか


 
(だから、骨の髄まで綺麗に食べてね。
この手が胸が心が、あなたを生かす糧になるなら
食べられるのも悪くはないの。)
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2009-07-20 [Mon]
2009-s

暑中お見舞い申し上げます。

ってなわけで、最近の自分はこんな感じ。
本と紙とペン、キーボードとディスプレイとスキャナ。
文字と文字と文字。
そんな毎日。

今年の夏も暑いですが、皆様よい夏を。
2009-07-19 [Sun]
宇宙って少しずつ広がっていってんだって?
こうしている今も?
誰も端まで行ったことはない筈なのに、いったい誰が証明したんだろう。

おまけにブラックホールも拡大していってるって言うじゃない
じゃあいつか飲み込まれちゃうんだね、地球も。
生命も時間さえも、それってなんか絶望に似ているね。
巡り巡ったら希望になっちゃくれないだろうか。

まるでこの世界に一人ぼっちみたいな
どうしようもない気分になるのは簡単だ。
満点の夜空を見上げればいい。

たとえば、おうし座。
あるいはベテルギウス。
その残像と鼓動に思いを馳せてみてよ。

それだけで解るはずだから、
「今在る」ということが、どれだけ不確かかってことが。

ねぇ、だから手を繋いでみようよ。
行きも帰りも出来ない俺たちが
せめて手の平だけでも此処にいるってことを
今、確認していたいんだ。

出来れば抱きしめてくれよ。
上も下もない俺たちが
せめて温度だけでも自分のだって
声に出せるように。


俺は君を、君は俺を
それだけでいい筈なんだ。
2009-07-18 [Sat]


美味しいものから食い散らかして
屑塗れの王座に踏ん反り返っている
幾人もの愚者の王が
血まみれの王冠を取り合っていても
賢明な者たちは何も言わない。
だってもう口がきけないもの、
語る口はなくなってしまった。


真実を語る鳥も、勇敢なる獣も、
今や我らを見放して
哀れな偶像だけが、
変わらない愛を子供たちに注いでいる。


ほら御覧、坊や。
おぞましいあの姿を。
いつかはあなたもあそこへ登って、
欲しい物を手に入れればいい。
母の肌を割いて、骨を砕いて
みんなみんな、食いつくしてしまえばいい。


誰もあなたを責めやしないわ、
あなたが勝者であるうちは。




(泣いているの?
可哀想な子、人に生まれたばっかりに。)
2009-07-17 [Fri]
俺たちはきっと、ひどい思い違いをしている。


暴力と不条理に苛まれていようとも
ただ生きることが目的である者に戦争は出来ない。

なぜなら、彼らが求めるものは
「今日命を繋ぐ一つのパン」であって、
「よりよい質と味をもつパン」ではないのだ。


それについて考えれば考える程に、ただ愚かで。
俺には、理性と合理化の産物のようにしか思えなかった。
おそらくそれは、何にもまして人間らしい行為。
きっと、息をして排泄をするその程度のこと。



(感覚という名の最上の秤を捨てて、無能な定規を手に入れた。
世界は有限で出来ていると、そんな事すら忘れたのか。)

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