忍者ブログ
朧月
徒然ト、目に映ル物・思フ事。結構な確立でネガティブなのはご愛嬌。
[211]  [210]  [209]  [208]  [207]  [206]  [205]  [204]  [203]  [202]  [200
2024-11-23 [Sat]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009-07-08 [Wed]
時々、自分が酷く曖昧な存在であることを唐突に自覚する事がある。

それは例えば
揺れる電車の中であったり
騒つく講義室の席であったり
息を切らし走らせる自転車の上であったりする。


ここに居て、本当は何処にも居ないような
現実と呼ばれる何かが、足元から溶けるような
不安定で不確かな感覚。


人はいつか必ず死ぬ。
どれだけ神に近づこうとも
人の致死率は変わらず1のままで
0.5にも0にもならない。


いつか居なくなることと
今存在しないことに
果たして、どれほどの違いがあるだろうか。

生まれたことに意味があるだなんて
そんなことは単なる詭弁だ。
死ぬことは必然でも、生まれたことは偶然。
それは言うなれば、雨が降ることと似ている。

人はいつか死ぬ
間違いなく、必ず。
そして、それはきっと
地球にとっては欠伸をするほどの間もないような、一寸先のこと。

その時には、私が存在したことを知る者など一人もいない。
どう生きることも、結局は自己満足でしかないのだ。


(こういう生き方しかできない私をあなたは憐れむ。
あなただっていつかは、同じ0に還るのに。)

PR
COMMENT
Name
Title
Color
Mail
URL
Text
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
TRACKBACK
TrackbackURL:
Copyright © 朧月 All Rights Reserved.
PhotoMaterial by irusu  Template by Kaie
忍者ブログ [PR]