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朧月
徒然ト、目に映ル物・思フ事。結構な確立でネガティブなのはご愛嬌。
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2024-11-23 [Sat]
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2009-05-10 [Sun]
神の存在を信じられないということは
俺の世界にはそれが存在しないということ

来世も天国も信じられないということは
俺の逝き着く先が無であるということ


生れ出で、呼吸を繰り返してきた
長くもなければ短くもないこの過程で
形成された価値観、俺の棲む世界を
卑下することも、恨むことも
きっと、これから先もずっと俺はしないだろう

だけど、
アンタが逝く先に俺は行けない
ただそれだけが、今は悲しい。



(だからあの時、訳もなく涙が止まらなかったんだ。きっと。)
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2009-05-08 [Fri]
俺たちは何故か、
日々全ての行為に正当性や理由を求めてしまう。
しかし、その正当性を保証する「当然」はなんと不確かなものであろうか。
「当然」は文化的背景あるいは社会的慣習と切り離しては存在することが許されず、容易に過去形になり得る。
「当然」は真理に似て非なるものである。

だとすれば、それに縋ることで安心を得ることにどれ程の意味があろう。
そんな流動的なものに頼って立っていられるのなら、そんなものなど無くとも立っていられる。

かつてソクラテスは、この世界に何らかの絶対的な秩序があると仮定し、それを信じた。
けれど現代を生きる俺は未だ、その何かを見つけられずにいる。
2009-04-18 [Sat]
何のために戦い
何のために生き
何のために死ぬの?





たった1人を愛した事の無い神様(あなた)に
一体何がわかるというのだ。



信じる者が救われるのではない
信じる事が既に救いなのだ


0から来た俺たちは
やはり0に還るのだろう



分かり合えるという幻想
科学信仰と宗教という名の麻薬


バベルの塔
言語統一



嗚呼、混沌とした自分自身。
それに僅かに安堵する幼さが滑稽で愛しいというナルシズム。
2009-03-26 [Thu]
この世界が残酷で辛辣なことなんて、生まれた時から分かっていたよ。
だって誰もが泣きながら生まれてきたじゃないか、初めましての筈のこの世界に。

手が届く世界が拡がる度に、手を伸ばす世界が狭まっていった。
声をあげて泣く事が減る程に、眠れない夜が増えていった。

水槽に溜まる悲しみはやがて溢れて、この足を浸すだろう。
とめどなく流れては嵩を増し、いつかは溺れてしまうんだろう。

この残酷で辛辣な世界に生まれてしまったということの悲しさは、その日あの人の手の暖かさが忘れさせてくれたけど
この残酷で辛辣な世界に生きていくということの哀しみは、一体どうして忘れてしまえばいいのだろうか。

ただ僕が僕のままでは生きていけないというこの淋しさは。
ただ僕が救われるために必要なのは多分「僕」の死だというこの矛盾は。
2009-03-15 [Sun]
時々さ、
俺って本当にネガティブだなー
って感じる訳。
神も仏も信じちゃいないし、
自分で言うのも何だけどニヒリストだしね。
あ、それでもクリスマスやら初詣やらっていうイベントはやるよ?
だってオツキアイってのがあるじゃない。
まぁ、YESって言わなきゃいいだけの話だけど、
そんなに単純じゃないのが「大人」ってやつなんだよね。

緑と赤の電飾に心浮き立ったりはしないし、誰に拝んだところで別に意味なんて無いでしょ?
そんな事で願いが叶うなら、今ごろ世界は幸せ者で溢れてる。
天国だとか地獄だとか、そんな高等なシステムが存在するのなら一遍見てみたいもんだね、切実に。

世の中ってやつは思ってるほど単純じゃないし、考えてるよりも複雑だ。

そしてきっと、
そんな事を飽きずに反芻する俺もまた、単純で複雑だ。
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