2009-11-19 [Thu]
拝啓、親愛なる へ
あなたがいなくなってから、どれだけ時間が流れたのだろう。
あなたが心待ちにしていたあの花は、とうに枯れてしまいました。
近ごろの俺といえば、
二人で行ったカフェでコーヒーを飲んで
二人で行った本屋で料理の本を買って
いつか二人で見た映画を一人で観ました。
ミルクの甘さも
ポテトの塩っぱさも
半身の温もりも
ゆっくりと忘れてしまうような、そんな日々です。
それなのに、
カフェのテーブルの向かい側に
本屋の雑誌コーナーに
小さなソファーの俺の隣に
あなたの影がちらついて
不意に泣きたくなる、そんな日々です。
あなたの手を失ったあの日から、数えきれない夜と朝を越えたのに
「そんな人もいた」と思える明日には、まだまだ時間がかかりそうです。
(追伸。
俺がそちらに行くときには、またミルクを奢ってください。)
あなたがいなくなってから、どれだけ時間が流れたのだろう。
あなたが心待ちにしていたあの花は、とうに枯れてしまいました。
近ごろの俺といえば、
二人で行ったカフェでコーヒーを飲んで
二人で行った本屋で料理の本を買って
いつか二人で見た映画を一人で観ました。
ミルクの甘さも
ポテトの塩っぱさも
半身の温もりも
ゆっくりと忘れてしまうような、そんな日々です。
それなのに、
カフェのテーブルの向かい側に
本屋の雑誌コーナーに
小さなソファーの俺の隣に
あなたの影がちらついて
不意に泣きたくなる、そんな日々です。
あなたの手を失ったあの日から、数えきれない夜と朝を越えたのに
「そんな人もいた」と思える明日には、まだまだ時間がかかりそうです。
(追伸。
俺がそちらに行くときには、またミルクを奢ってください。)
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