成れの果て、

頑張りたいと言うことなんて、誰にだってできる。
言うだけならば。

頑張ることは難しい。
弱さゆえ、甘さゆえ

死ぬ気になれば何だって出来るけど、
生きる気もないから何も出来ないんだ、たぶん。

嗚呼、

僕が僕であるうちは、僕には僕を終わらせられないから

そうか、この在り方は見ようによっては「弱い」ように見えるのか。
いや、間違ってはいないだろう。
それはまさしく正しい。
ただ、憂鬱で臆病なだけなのだ。
それは唯の本当。

争わないように
目立たないように
乱さないように

考えているふり
頑張っているふり
優しい、ふり

強がりと自己陶酔
なんて青臭くて甘ったるい。
出来るなら殺してほしい。
無理だってのは知ってる。

有能じゃないよ、なんて口先だけの謙遜
本当はかなり自信家
だけど、有能じゃないと確かに嘆く劣等感
誰かを羨んではかり
裏表、そしてまた裏


明日終わりが来ても構わない、なんて嘘
本当は多分それを待ってる、随分と長い間

何度サヨナラを呟けば、

君を思う
君ヲ思フ

君のためを思う
君のために思う

それだけでいられたら
もう終えられていただろうか

不安と安堵の復帰、ミントキャンディ

たった一つ
僕のためを思ったがゆえに

また上手くいかなかった
まだ上手くいかなかった

迷子の言い分

好きな本が増えるということは
それだけ世界が広がるということ

ままならない現状に
俺はどこにも行かないけれど
そんな今ごと自由になる。


どこにだって行けそうなのに
実は定まった場所にしか行けない電車みたいに

また、お決まりの道を巡るだけなのかもしれない。


それでも
ここだけではない、と思えることが
重要で必要。


願いなど叶わなくても
幸せになどなれなくても
人は祈ることをやめないように

結局のところ叶うかどうかは問題ではないんだろう。

でも 未だ 未だ 物語を

“聞こえてきたことを、全部　噛み砕ける程　大人でしょうか

食べ残したものは、全部　忘れられる程　子供でしょうか”

Tacica 「神様の椅子」


微妙なバランスで俺たちは生きているね、いつも。
あまりにも不安定すぎるから
ぐらついて、ふらついて
自分のことで一杯一杯で。
大切な何かを見過ごすのだろう。
優しい誰かを傷つけるのだろう。