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朧月
徒然ト、目に映ル物・思フ事。結構な確立でネガティブなのはご愛嬌。
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2024-11-23 [Sat]
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2009-01-21 [Wed]
ずっと「何にも属さない」ままで居たかったのだろう
ずっと「何でもない」ままで。

そうあることに限界を感じている今。
既に無理なのだと分かってはいる。
ただ諦めきれないだけなんだ
俺はずるくて弱いから。

ずっと「誰かを救いたい」と思っていた
「誰かを守れるくらい強くなれたら」と。
本当はずっと「救われたかった」んだ
他でもない俺自身が。

誰かを救うことが出来たら
どうしようもない自分も
救えるような気がして
ずっと藻掻いていたんだ。

結局のところ、何年経っても
誰も救えないままの俺は
今も未だ
自分さえも救えずにいる
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2009-01-05 [Mon]
2009

新年明けましておめでとうございます。
おめでたいと言いながら、さっそくメランコリー。

年は新たに廻るのに、この国ってやつは変わりませんね。
まぁ、当然か。
たかが一分一秒で、そう何もかもかわりゃしない。
でも、何千年経ったって変わらない気がするのは消極的すぎなのかな。
RADじゃないけれど、こんな世界なら見たくなかった。
見せたくもない、俺たち一体何を残せるんでしょうね。

ニュースになろうがなるまいが、毎日どこかで人が死んでいる。
それは自然の摂理で、生まれた日からの確約で。
だけど「こんな方法はやだなぁ」って、そんな死が溢れすぎなんじゃない?
天国の門も地獄の門もきっと大忙しだね、開きっぱなしだ。

身近に人の死を感じるたびに思い出すんです。
「生き難いね」と笑っていた彼女のこと
「生きて」と繰り返し歌うたびに思い出す

きっと、どこかでまだ待ってる
また何気なく「元気?」って聞かれるんじゃないかって

「もう会えない」って
何度も反芻したけど
上手くはいかないみたいだ

この鈍い苦しさが
彼女の生きた意味だというのなら
抱えていってもいいと思う
優しすぎた彼女がくれた悲しみごと
たとえその重さに目が眩み、ぐらつく時があろうとも

たとえ今はもう、涙も出ない思い出でも。
2008-12-14 [Sun]
音楽は素晴らしい
音楽は優しい

この小さな箱さえあれば
僕は僕であることを取り戻す
この黒いラインさえあれば
生きていくに十分な希望は届く

他者を拒む僕を
救うのは幾つかのメロディ
ぬるま湯で溺れる僕を
掬うのは朧気なセンテンス

短調も長調も絡み合って響く
クレッシェンドよりも強く
フラットのように軽やかに揺れる

生きているから歌うのではなく
歌うからまだ生きている
音楽に生かされている
2008-11-24 [Mon]
生きているのが厭になった夜の明けた朝
憂鬱な気分を養分とともに噛み下せば
大切な時計の針がズレていた

人生など詰まらないと呟いた夜の次の朝
いつもとズレた電車に揺られながら
初めての味の珈琲を飲んだ

どこかに帰りたいと泣いた夜の過ぎた朝
いつもと同じ音楽を聴いてたら
この町を出て行く夢を見た

どんな夜も
嵐の日も
必ず朝がきて薄日が射す
杞憂は消えなくても
痛みは増すばかりでも
日常は止むことなく続いている
詰まらない自分を乗せて回っている

ふがいない自分に
情けない自分に
いつかはサヨナラを言えるだろうか

何も残さずにいくのなら
ただ優しすぎる人になりたい
2008-11-10 [Mon]
誰もいない電車
誰もいない教室
誰もいない街
誰もいない世界

家路を急ぐ群衆に紛れ
溢れる雑音に包まれ
すれ違う誰かと肩をぶつけても

それでも僕は
いつもどこかで孤独を感じていたんだ
君と会うまでは


[P4]
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