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朧月
徒然ト、目に映ル物・思フ事。結構な確立でネガティブなのはご愛嬌。
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2024-11-27 [Wed]
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2010-09-22 [Wed]
壊れかけた僕らの関係は
壊れかけた僕らによって
壊れかけた皹を縫うように
壊れかけた腕で繋いだけど

それは、それは
ひどく歪な何かになってしまった



嗚呼、僕は
どこで間違えてしまったのだろう
嗚呼、僕に
どんな術があったというのだろう



いつかかけ違えたボタンは、
結局最後まで直せないままだったんだ





壊れかけた僕らの関係は、



(おかしいな、確かにこれを望んだはずなのに。どうしてこんなにも胸が苦しい…)



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2010-09-13 [Mon]
どうして変わってしまうのだろう。
曖昧な形のままではいられないのだろうか。
定まった形は恐いのに。

単純で容赦がない。ただ在るだけでかさをとる。



ただ、あなたが好きな俺のままで居たかった。

この両義性。

それ以外は望まなかった。それだけなのに。


(世界は望むままになんて出来ていない、そんなこと知ってた筈なのに。)

2010-08-02 [Mon]
電車に揺られていた

どこからなのか
いつからなのか

わからない。
俺はそれを、確かに知っているはずなのに
頭はまるで靄がかかったように、朧気。



ただ、電車に揺られている

ずっとこうしているような気もするし
ついさっきからのような気もする。


曖昧なのだ、何もかもが。

場所も
時間も
目的も


自分の、存在でさえも。



「覚束ない」





いつまで、こうしていればいいのか
どこまで、こうしていられるのか


求めているのか?
拒んでいるのか?

「何が?」
「何を?」

思い立って、すぐにやめた
きっと考えたって無駄なこと。



嗚呼、どうしてだろう
ひどく喉が渇く



そうだ



「彼が買った水をもらえばいい」



だけど


さて、彼とは誰であったか
フラッシュバックした光景の中
顔がよくわからない



視えているのに、見えない




「思い出さなければ」

それはきっと大切なことだった
そう、大切なことだった…はずなのだ




しかし、それも詮の無いこと
ここは電車の中なのだから




確かめるすべもない
すべては車窓の景色と同じ
揺れて揺れて、流れてゆく







そのうち、忘れてしまうのだろうか
彼という存在ごと








電車に揺られている
行く宛もわからないまま





宛の無い電車に揺られながら俺は、
あてどない思いを持て余していた。




(嗚呼、喉がこんなにカラカラでも人は泣けるのだと知った)
2010-07-26 [Mon]
きっと、今の僕らの関係は
欠け違えたボタンによく似ている

いつか終わる
きっと、いつか
それは、遠くない未来のこと

劇的な終わりじゃなくて
風化するような終わりがいい
僕が手を離すのは簡単だけど
できれば君からいなくなるのがいい

そうすればきっと
君は傷つかなくて済む
僕のことをいつか、忘れられる


終わることは哀しい
君がいないのは 寂しい

だけど、
終わりの始まりの気配に
僕はそっと、安堵している



(酷い人ね って笑ってよ、覚えているのは笑顔がいいんだ)
2010-07-15 [Thu]
取り残された感覚
流された感覚

どこに、どこへ


持ち去られた感覚
破り捨てられた感覚

なにに、なにが


否、そんなものは全て錯覚にすぎないのだ

どこにも紛れてなどいなかったし
どこにも辿りついてなどいない

なにも持ってなどいなかったし
なにも亡くしてなどいない

0ではじめたのは確かだが
今が1である保証はないし

0で終わるのは絶対だが
ここが1である必要はないのだ


(はじまりもおわりもおなじことだ、と彼は嘯いた)

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