2009-11-24 [Tue]
理解と誤解について
君はすぐに「わかって欲しい」と言うけれど、完全なる
理解なんてものは可能だろうか。理解するには言語が
不可欠である、だけどその言語にはなんと欠陥の多い
ことか。目に見えるものも見えないものも、言葉だけで
は決して伝えられない。言葉は人の口を離れた瞬間に
本当の意味まで失ってしまうから。僕が思うところと君
の思うところが一部のずれもなく重なるなんて事は事実
ありえないんだ。僕の発するこの言葉の意味を、内包す
るイメージを、完全に理解する者は僕以外に存在しない
のだから。言葉は伝わりはしない。それは総じて理解と
言う名の「誤解」なのだ。ならば何故人は「わかりあえる」
と繰り返し唱えるのかな。同じものを見、聞き、感じてい
るなんて、どうして信じられるの。ねぇ、そうは思わない?
(分かり合えないことなんて、初めからわかっていたはずだろう?)
君はすぐに「わかって欲しい」と言うけれど、完全なる
理解なんてものは可能だろうか。理解するには言語が
不可欠である、だけどその言語にはなんと欠陥の多い
ことか。目に見えるものも見えないものも、言葉だけで
は決して伝えられない。言葉は人の口を離れた瞬間に
本当の意味まで失ってしまうから。僕が思うところと君
の思うところが一部のずれもなく重なるなんて事は事実
ありえないんだ。僕の発するこの言葉の意味を、内包す
るイメージを、完全に理解する者は僕以外に存在しない
のだから。言葉は伝わりはしない。それは総じて理解と
言う名の「誤解」なのだ。ならば何故人は「わかりあえる」
と繰り返し唱えるのかな。同じものを見、聞き、感じてい
るなんて、どうして信じられるの。ねぇ、そうは思わない?
(分かり合えないことなんて、初めからわかっていたはずだろう?)
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2009-07-19 [Sun]
宇宙って少しずつ広がっていってんだって?
こうしている今も?
誰も端まで行ったことはない筈なのに、いったい誰が証明したんだろう。
おまけにブラックホールも拡大していってるって言うじゃない
じゃあいつか飲み込まれちゃうんだね、地球も。
生命も時間さえも、それってなんか絶望に似ているね。
巡り巡ったら希望になっちゃくれないだろうか。
まるでこの世界に一人ぼっちみたいな
どうしようもない気分になるのは簡単だ。
満点の夜空を見上げればいい。
たとえば、おうし座。
あるいはベテルギウス。
その残像と鼓動に思いを馳せてみてよ。
それだけで解るはずだから、
「今在る」ということが、どれだけ不確かかってことが。
ねぇ、だから手を繋いでみようよ。
行きも帰りも出来ない俺たちが
せめて手の平だけでも此処にいるってことを
今、確認していたいんだ。
出来れば抱きしめてくれよ。
上も下もない俺たちが
せめて温度だけでも自分のだって
声に出せるように。
俺は君を、君は俺を
それだけでいい筈なんだ。
こうしている今も?
誰も端まで行ったことはない筈なのに、いったい誰が証明したんだろう。
おまけにブラックホールも拡大していってるって言うじゃない
じゃあいつか飲み込まれちゃうんだね、地球も。
生命も時間さえも、それってなんか絶望に似ているね。
巡り巡ったら希望になっちゃくれないだろうか。
まるでこの世界に一人ぼっちみたいな
どうしようもない気分になるのは簡単だ。
満点の夜空を見上げればいい。
たとえば、おうし座。
あるいはベテルギウス。
その残像と鼓動に思いを馳せてみてよ。
それだけで解るはずだから、
「今在る」ということが、どれだけ不確かかってことが。
ねぇ、だから手を繋いでみようよ。
行きも帰りも出来ない俺たちが
せめて手の平だけでも此処にいるってことを
今、確認していたいんだ。
出来れば抱きしめてくれよ。
上も下もない俺たちが
せめて温度だけでも自分のだって
声に出せるように。
俺は君を、君は俺を
それだけでいい筈なんだ。
2008-09-12 [Fri]
最初から最後まで
近づいてなどいなかったんだろう
不特定多数の会話の中で、それでも変わりなく声が近くにあったのは
単にあの人が、
声を張り上げていただけに過ぎなかったのだろう。
手も届かないような遠くから
傍にいると信じて疑わないくらいのボリュームで。
そして、この人はきっと
ずっと気づいていたのだろう。
他愛のない会話の中で、
律儀にいつも名前を呼んでいたその声は
遠く遠く離れた距離を越えていく音だったのだろう。
二人だけが知っていた、
二人だけが受け入れていたその距離を
今更、今更ながら俺は
受け入れられずにいる。
近づいてなどいなかったんだろう
不特定多数の会話の中で、それでも変わりなく声が近くにあったのは
単にあの人が、
声を張り上げていただけに過ぎなかったのだろう。
手も届かないような遠くから
傍にいると信じて疑わないくらいのボリュームで。
そして、この人はきっと
ずっと気づいていたのだろう。
他愛のない会話の中で、
律儀にいつも名前を呼んでいたその声は
遠く遠く離れた距離を越えていく音だったのだろう。
二人だけが知っていた、
二人だけが受け入れていたその距離を
今更、今更ながら俺は
受け入れられずにいる。
2008-03-16 [Sun]
胸に湧き上がり燻ぶる様な
飛散して掻き立てる様な
この衝動の鎮め方を
歌う以外に僕は知らない
泣きたい様な 笑いたい様な
この複雑な感情を
吐き出す術を 他に知らない
嘯くように呟いて
口ずさむその意味を…
----------
もしもの話、もしもの話なんだけどね
…もしも、アンタが居なくなるその時は
ちゃんと俺にそう教えてよね。
口に出して言って、なんて
そんな殺生なことは言わないからさ
せめて、風の噂でもいいから
ちゃんと俺に伝えて。
だって…だって、そうじゃなきゃ
きっとアンタを探してしまう。
ずっと、いつまで経っても
アンタの名前を呼んでしまう。
明日が来ることなんて
ちっとも悲しくなんてない
いつ崩れるか分からない砂の楯に縋る
それが悲しい。
飛散して掻き立てる様な
この衝動の鎮め方を
歌う以外に僕は知らない
泣きたい様な 笑いたい様な
この複雑な感情を
吐き出す術を 他に知らない
嘯くように呟いて
口ずさむその意味を…
----------
もしもの話、もしもの話なんだけどね
…もしも、アンタが居なくなるその時は
ちゃんと俺にそう教えてよね。
口に出して言って、なんて
そんな殺生なことは言わないからさ
せめて、風の噂でもいいから
ちゃんと俺に伝えて。
だって…だって、そうじゃなきゃ
きっとアンタを探してしまう。
ずっと、いつまで経っても
アンタの名前を呼んでしまう。
明日が来ることなんて
ちっとも悲しくなんてない
いつ崩れるか分からない砂の楯に縋る
それが悲しい。
2008-02-26 [Tue]
例えば、何気ない窓の外
例えば、取り留めもない誰かの声
例えば、仕方ない席のスペース
例えば、意味もない日々の会話
数え上げれば切りもない
ただ「そこに在る」ということ
世界は思っているよりもずっと優しいと
偽りじゃなく感じて
例えば、取り留めもない誰かの声
例えば、仕方ない席のスペース
例えば、意味もない日々の会話
数え上げれば切りもない
ただ「そこに在る」ということ
世界は思っているよりもずっと優しいと
偽りじゃなく感じて