2009-05-12 [Tue]
僕の輪郭はいつも光りなしには辿ることが出来なくて
僕以外の誰かの目を必要としている
僕の内側はいつも鏡にさえ映すことが出来なくて
僕以外の誰かの手を拒んでいる
雨に濡れれば凍える程
2つの距離はこんなにも近いのに
僕は永遠に僕の姿を知ることは出来ない
夏の照り返しに焦がれる程
2つの誤差は限りなく0に近いのに
誰も永遠に僕の温度を知ることは出来ない
幾つの夜を越えたとしても、
幾つの朝を数えても。
僕以外の誰かの目を必要としている
僕の内側はいつも鏡にさえ映すことが出来なくて
僕以外の誰かの手を拒んでいる
雨に濡れれば凍える程
2つの距離はこんなにも近いのに
僕は永遠に僕の姿を知ることは出来ない
夏の照り返しに焦がれる程
2つの誤差は限りなく0に近いのに
誰も永遠に僕の温度を知ることは出来ない
幾つの夜を越えたとしても、
幾つの朝を数えても。
(だけど、その無くせないジレンマがあるから、
僕らはいっそう「誰か」を求めるんだ。)
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2009-05-11 [Mon]
あの日死んでしまった可哀相な自分自身を救いたくて
俺は何度でも君に手を伸ばすよ
撫でる
与える
慈しむ
それに類似したありとあらゆる行為を
本当は「愛して」と叫んでいる君の為に
かつて「愛して」と叫んでいた俺の為に
(まるで子どもの様な大人のエゴだ。それを知れば、今度こそ君は俺に失望するのだろうね)
俺は何度でも君に手を伸ばすよ
撫でる
与える
慈しむ
それに類似したありとあらゆる行為を
本当は「愛して」と叫んでいる君の為に
かつて「愛して」と叫んでいた俺の為に
(まるで子どもの様な大人のエゴだ。それを知れば、今度こそ君は俺に失望するのだろうね)
2009-05-11 [Mon]
笑ったこと
怒ったこと
泣いたこと
そして、失ったこと
過去の残照にはいつも歌が流れている。
器用には生きられなかったお前も、俺も
過ぎてから気づく温もりも、幸福も
抱えたままで、歌はずっと。
(この鼓膜に響くいつまでもやさしい歌。
あなたは少しもやさしくなんてなかったのに。)
怒ったこと
泣いたこと
そして、失ったこと
過去の残照にはいつも歌が流れている。
器用には生きられなかったお前も、俺も
過ぎてから気づく温もりも、幸福も
抱えたままで、歌はずっと。
(この鼓膜に響くいつまでもやさしい歌。
あなたは少しもやさしくなんてなかったのに。)
2009-05-10 [Sun]
神の存在を信じられないということは
俺の世界にはそれが存在しないということ
来世も天国も信じられないということは
俺の逝き着く先が無であるということ
生れ出で、呼吸を繰り返してきた
長くもなければ短くもないこの過程で
形成された価値観、俺の棲む世界を
卑下することも、恨むことも
きっと、これから先もずっと俺はしないだろう
だけど、
アンタが逝く先に俺は行けない
ただそれだけが、今は悲しい。
(だからあの時、訳もなく涙が止まらなかったんだ。きっと。)
俺の世界にはそれが存在しないということ
来世も天国も信じられないということは
俺の逝き着く先が無であるということ
生れ出で、呼吸を繰り返してきた
長くもなければ短くもないこの過程で
形成された価値観、俺の棲む世界を
卑下することも、恨むことも
きっと、これから先もずっと俺はしないだろう
だけど、
アンタが逝く先に俺は行けない
ただそれだけが、今は悲しい。
(だからあの時、訳もなく涙が止まらなかったんだ。きっと。)