2009-07-17 [Fri]
俺たちはきっと、ひどい思い違いをしている。
暴力と不条理に苛まれていようとも
ただ生きることが目的である者に戦争は出来ない。
なぜなら、彼らが求めるものは
「今日命を繋ぐ一つのパン」であって、
「よりよい質と味をもつパン」ではないのだ。
それについて考えれば考える程に、ただ愚かで。
俺には、理性と合理化の産物のようにしか思えなかった。
おそらくそれは、何にもまして人間らしい行為。
きっと、息をして排泄をするその程度のこと。
(感覚という名の最上の秤を捨てて、無能な定規を手に入れた。
世界は有限で出来ていると、そんな事すら忘れたのか。)
暴力と不条理に苛まれていようとも
ただ生きることが目的である者に戦争は出来ない。
なぜなら、彼らが求めるものは
「今日命を繋ぐ一つのパン」であって、
「よりよい質と味をもつパン」ではないのだ。
それについて考えれば考える程に、ただ愚かで。
俺には、理性と合理化の産物のようにしか思えなかった。
おそらくそれは、何にもまして人間らしい行為。
きっと、息をして排泄をするその程度のこと。
(感覚という名の最上の秤を捨てて、無能な定規を手に入れた。
世界は有限で出来ていると、そんな事すら忘れたのか。)
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2009-07-17 [Fri]
それを見ただけで涙が溢れた
理由は分からない、分かりたくもない
うまく言葉に出来ない
正しい形を捉えられない
それは余すことなく俺の中にあるのに
その輪郭を
ただ単純に美しいと思った
その輪郭に
ただ触れたいと願った
出会ったことも無いはずなのに
懐かしい、と心が泣いた
サヨナラも言う前に、サヨナラしたのに
それを見ただけで涙が溢れた
理由は分からない、分かるはずもない
これじゃあ、まるで
余りにも
(出会う前から終わっている運命だってある。そのことを俺だけが知っている)
理由は分からない、分かりたくもない
うまく言葉に出来ない
正しい形を捉えられない
それは余すことなく俺の中にあるのに
その輪郭を
ただ単純に美しいと思った
その輪郭に
ただ触れたいと願った
出会ったことも無いはずなのに
懐かしい、と心が泣いた
サヨナラも言う前に、サヨナラしたのに
それを見ただけで涙が溢れた
理由は分からない、分かるはずもない
これじゃあ、まるで
余りにも
(出会う前から終わっている運命だってある。そのことを俺だけが知っている)
2009-07-10 [Fri]
もしも明日、目が覚めなかったとしたら
それはとても残念なことで
しかしとても幸運なことかもしれない。
いつかくるその日が、もしも明日なのだとすれば
俺は俺以外の何一つを失わずにすむから。
君の為に生きようと思うこと、俺の為に死のうと思うこと
そのどちらもが等しく本当で、そのどちらでもあれたらと願っている。
矛盾していることには気づいてる。
けれど、割り切れないことだってあるだろう?
きっと、人が思うよりずっと、俺は我儘で自己中心的なんだ。
これ以上傷つかないやり方を、いつだって探している。
(どうしてだろう。「生きる」ことだけが、どうやったって上手くいかないんだ。)
それはとても残念なことで
しかしとても幸運なことかもしれない。
いつかくるその日が、もしも明日なのだとすれば
俺は俺以外の何一つを失わずにすむから。
君の為に生きようと思うこと、俺の為に死のうと思うこと
そのどちらもが等しく本当で、そのどちらでもあれたらと願っている。
矛盾していることには気づいてる。
けれど、割り切れないことだってあるだろう?
きっと、人が思うよりずっと、俺は我儘で自己中心的なんだ。
これ以上傷つかないやり方を、いつだって探している。
(どうしてだろう。「生きる」ことだけが、どうやったって上手くいかないんだ。)
2009-07-08 [Wed]
時々、自分が酷く曖昧な存在であることを唐突に自覚する事がある。
それは例えば
揺れる電車の中であったり
騒つく講義室の席であったり
息を切らし走らせる自転車の上であったりする。
ここに居て、本当は何処にも居ないような
現実と呼ばれる何かが、足元から溶けるような
不安定で不確かな感覚。
人はいつか必ず死ぬ。
どれだけ神に近づこうとも
人の致死率は変わらず1のままで
0.5にも0にもならない。
いつか居なくなることと
今存在しないことに
果たして、どれほどの違いがあるだろうか。
生まれたことに意味があるだなんて
そんなことは単なる詭弁だ。
死ぬことは必然でも、生まれたことは偶然。
それは言うなれば、雨が降ることと似ている。
人はいつか死ぬ
間違いなく、必ず。
そして、それはきっと
地球にとっては欠伸をするほどの間もないような、一寸先のこと。
その時には、私が存在したことを知る者など一人もいない。
どう生きることも、結局は自己満足でしかないのだ。
(こういう生き方しかできない私をあなたは憐れむ。
あなただっていつかは、同じ0に還るのに。)
それは例えば
揺れる電車の中であったり
騒つく講義室の席であったり
息を切らし走らせる自転車の上であったりする。
ここに居て、本当は何処にも居ないような
現実と呼ばれる何かが、足元から溶けるような
不安定で不確かな感覚。
人はいつか必ず死ぬ。
どれだけ神に近づこうとも
人の致死率は変わらず1のままで
0.5にも0にもならない。
いつか居なくなることと
今存在しないことに
果たして、どれほどの違いがあるだろうか。
生まれたことに意味があるだなんて
そんなことは単なる詭弁だ。
死ぬことは必然でも、生まれたことは偶然。
それは言うなれば、雨が降ることと似ている。
人はいつか死ぬ
間違いなく、必ず。
そして、それはきっと
地球にとっては欠伸をするほどの間もないような、一寸先のこと。
その時には、私が存在したことを知る者など一人もいない。
どう生きることも、結局は自己満足でしかないのだ。
(こういう生き方しかできない私をあなたは憐れむ。
あなただっていつかは、同じ0に還るのに。)
2009-07-07 [Tue]
どれほど走ったとしても、
進めるのはたった24時間で
どれほどゆっくり歩いても、
押し流されて24時はやってくる
結局、何万年待ったとしても
人は人であることを辞められない
たとえ正の走光性が、全体の総意でなければならなくとも
現状を見る限りにおいて、それが適う日は未だ来ない
けれど、それでいいのかも知れない
それでもいい と、
今は漠然とそう思った
(万人の高潔さが果たして幸福と呼べるのかどうかを、
瞬く間しか生きない私は悲しくも知ることはないのだ。)
進めるのはたった24時間で
どれほどゆっくり歩いても、
押し流されて24時はやってくる
結局、何万年待ったとしても
人は人であることを辞められない
たとえ正の走光性が、全体の総意でなければならなくとも
現状を見る限りにおいて、それが適う日は未だ来ない
けれど、それでいいのかも知れない
それでもいい と、
今は漠然とそう思った
(万人の高潔さが果たして幸福と呼べるのかどうかを、
瞬く間しか生きない私は悲しくも知ることはないのだ。)