2009-06-13 [Sat]
罪深き者は幸福を許されない、だなんて
おこがましい
それじゃまるで、人には罪がないみたいだ
だから、あなたの言うことは馬鹿馬鹿しい。
生きとし生けるものすべて
他を食らわずには生きてゆけない
奪い合い、食らい合う
それが自然の摂理なんだろう?
もしもたった一人のあなたが罪深いと、誰かが言うのなら
その誰かもまた、あなたに等しく罪深い
息あるものはすべて、その点において平等だ
たとえどんな神が認めなくても
だから、あなたはあなたの幸福を求めていい。
もしもこの世界の誰かが、幸せになれるというのなら
たった一人のあなたもまた、幸福を許される
人は求め合い、許し合う
それが人らしさなんだろう?
あなたが教えたんだ、俺に。
あなたが俺の罪を大きな腕で許したように、
俺もまた、この手であなたの罪を許すよ。
あなたの罪深さを許せないのは、本当はあなた自身。
(だから、もう一人で泣かないで。俺がいるよ、何万回でもあなたを許す)
おこがましい
それじゃまるで、人には罪がないみたいだ
だから、あなたの言うことは馬鹿馬鹿しい。
生きとし生けるものすべて
他を食らわずには生きてゆけない
奪い合い、食らい合う
それが自然の摂理なんだろう?
もしもたった一人のあなたが罪深いと、誰かが言うのなら
その誰かもまた、あなたに等しく罪深い
息あるものはすべて、その点において平等だ
たとえどんな神が認めなくても
だから、あなたはあなたの幸福を求めていい。
もしもこの世界の誰かが、幸せになれるというのなら
たった一人のあなたもまた、幸福を許される
人は求め合い、許し合う
それが人らしさなんだろう?
あなたが教えたんだ、俺に。
あなたが俺の罪を大きな腕で許したように、
俺もまた、この手であなたの罪を許すよ。
あなたの罪深さを許せないのは、本当はあなた自身。
(だから、もう一人で泣かないで。俺がいるよ、何万回でもあなたを許す)
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2009-06-12 [Fri]
「佳人薄命」
そんな諺があるのだと、温厚な人が教えてくれた。
もしもそれが真実なら、だから彼は死んだのだろう。
でも思うんだ、
もしも神とやらが、本当に彼を愛していたのなら
どうして彼をあの時死なせてやらなかったのだろう。
もしもすべてを失ったあの時に死ねていたら、
彼は誰も傷つけずに、傷つかずに済んだのに。
そして俺も、彼を失わずに済んだのに。
「Whom the gods love die young.」
A gentle comrade told me that there was such a proverb.
If it is the truth, that is why he would die.
But I think too.
If God really loved him, why didn't he let him die at that time?
If he was dead at that time when he lost everything, he wasn't hurt anybody and himself as for him.
And I wouldn't have lost him too...
(彼を返して、そう乞うべき相手の名を俺は知らない)
2009-06-10 [Wed]
何か、どうしようもない物を
失くしている気がする。
いつ、何処でかはわからないんだ。
ただ、気付いたら心が悲鳴を上げていた。
与えても与えても
猶、貪欲に求め続ける心。
仕方ないな、だって与えるものはみな
同じ場所から生まれてんだから。
それは還元であって、享受ではない。
所詮、フィードバックでは満足できない。
しようもない。
自分ではない温度が欲しい。
やさしさが、やわらかさが。
底の見えないこの穴を、もしも塞いでくれるなら
他のすべてを、捧げたって構わないのに。
(嗚呼、分かってるさ。そんな都合のいいものなんて何処にもないって。)
2009-06-05 [Fri]
僕の世界は
存在と言葉によって出来ている
あらゆる物も
すべての事も
在るだけでは有ることにはならない
この手のひらで輪郭をなぞって
小さくて確かなラベルを貼った
目の前の誰かを
「君」と名付けた瞬間に、僕の世界に君が生まれた
胸の中の何かを
「愛しさ」と名付けた瞬間に、君のことが好きになった
君について
どんな小さなことでさえ
僕は漏らさずに掴んでいたいから
君が零す
何気ない言葉でさえ
余さず拾って名前を付けるよ
だって、
僕の世界に君がいなかった日々を取り返すには
人生はあまりにも短いから
だから、
君がそばにいる時も
僕のそばにいない時も
揺れる心に一つ残さずラベルを貼るよ
(たとえ、いつかすべてを失う日が来るとしても)
存在と言葉によって出来ている
あらゆる物も
すべての事も
在るだけでは有ることにはならない
この手のひらで輪郭をなぞって
小さくて確かなラベルを貼った
目の前の誰かを
「君」と名付けた瞬間に、僕の世界に君が生まれた
胸の中の何かを
「愛しさ」と名付けた瞬間に、君のことが好きになった
君について
どんな小さなことでさえ
僕は漏らさずに掴んでいたいから
君が零す
何気ない言葉でさえ
余さず拾って名前を付けるよ
だって、
僕の世界に君がいなかった日々を取り返すには
人生はあまりにも短いから
だから、
君がそばにいる時も
僕のそばにいない時も
揺れる心に一つ残さずラベルを貼るよ
(たとえ、いつかすべてを失う日が来るとしても)
2009-06-03 [Wed]
どうして俺は
本当に俺を愛してくれる人に優しく出来ないのだろう
傍に居たいと 優しくしたいと
こんなにも思われていたのに
誰かに優しくすることは
本当はとても簡単で
時々ひどく困難だ
足し引き済みの優しさは
本当は自分のためだけに有って
抜き差し無しの優しさは
出来るなら君のためだけに使いたいのに
その場しのぎの優しさに心をすり減らすから
守るべき君を笑わせられないんだ
(なりふり構わずに君だけを選べない大人らしさが、
もどかしいという子どもらしさ)